HEIDENHAIN-SPECTO ST 1200 / ST 3000
取付け幅がわずか15 mmのマルチポイント検査装置向けソリューション

マルチポイント測定ステーションは生産現場においてより重要になってきています。代表的な用途は、加工中における複数の測定値の同時取得やそれら測定値の合成です。

HEIDENHAIN SPECTOシリーズは取付け幅が15 mm以下であるのが特徴で、狭いスペースでも複数の長さゲージを配置することが可能です。システムの必要スペースを小さくできるように、ケーブルは軸方向または半径方向から接続ができます。保護等級IP 67のため、インプロセス測定にも適しています。

12 mm (ST 1200)もしくは30 mm (ST 3000)の測定範囲全体で精度±1 µmを保証します。ショートレンジ精度(200 µmの範囲で発生する測定誤差)の標準値は0.3 µm以下で、繰り返し性も同程度の小さな値です。これらの値は、6千万回以上の測定サイクルを想定して設計された高精度ボールブッシュガイドを使用することにより実現しています。

マルチポイント検査装置で得た測定値を処理するために、ハイデンハインはさまざまなデータ処理ユニットを用意しています。

  • ND 2100G GAGE-CHEKは最大で8軸の測定に対応しており、測定値のディスプレイ表示とデータ処理が可能です。本ハードおよびソフトにより処理プロセスおよび処理結果の保存ができ、アプリケーションによるPLC機能の表示も可能です。
  • MSE 1000は最大250軸まで対応可能なモジュール式データ処理ユニットです。測定値用のチャンネルの他に、例えば温度センサ用に±10 Vのアナログ信号を取りこむこともできます。4つのフローティング入出力により、測定前、測定中や測定後に各種動作の実行が可能です。空気圧駆動の長さゲージへの圧縮空気の導入に関して、圧縮空気モジュールによってオン/オフの切り替えを行うこともできます。
  • 4軸接続対応のEIB 740は、高度な動的測定を必要とするアプリケーションに最適なデータ処理ユニットです。100 µs 毎に位置値の要求ができます。

したがって、長さゲージHEIDENHAIN SPECTOはマルチポイント検査装置に最適なソリューションです。各種データ処理ユニットと組み合わせることで特定の用途に合わせた理想的な構成にすることができます。

SPECTOの主な特徴

高い保護等級IP 67まで
ボールブッシュガイドプランジャー高精度の測定ループが可能
コンパクトな形状本体外径13 mm

データ処理ユニットの主な特徴

モジュール式設計最大250軸まで対応
高度な動的測定対応10 µs毎に1データを記録

本アプリケーションで使用している製品

SPECTO ST 1288(15ピンコネクタ、ケーブル軸方向接続)383987-01
ND 2104G GAGE-CHEK(4軸対応、220 V接続)665408-02
MSE 1184基本モジュール(1 VPP)747500-01
MSE 1184基本モジュール(1 VPP)747501-01
EIB 741データ処理ユニット(測定値保存メモリ機能付)617574-04