HEIDENHAIN ACANTO EnDat 2.2インターフェースによる総合的な診断機能

インダストリー4.0は、各加工工程や品質検査工程における詳細な品質情報を得ることを特に重要視しています。長さゲージHEIDENHAIN ACANTOは測定に関する分析可能な情報を出力しますが、これは双方向のEnDat 2.2インターフェースを用いることで可能になります。EnDat 2.2インターフェースは位置値の他に、長さゲージに関する詳細情報も伝送します。

  • 評価番号が長さゲージの現在の状態に関するデータを伝送するため、診断結果を連続監視することが可能です。
  • 警告やアラームにより、故障の影響を受けた部品の確認ができます。
  • 電子IDプレートは長さゲージの全仕様の呼び出し等ができます。

後続電子機器は転送された情報をもとに測定分解能を独自に設定することができます。さらに、EnDat 2.2インターフェースは長さゲージに対して情報を転送することも可能です。

この付加価値は、2つの部門で直接的な利益をもたらします。

  • 品質保証部門では、診断結果をもとに測定の品質を決定することができます。
  • 設備保全部門では、評価番号により生産時におけるダウンタイムの発生を防ぐことができます。

評価番号は問い合わせに応じて再計算されるため、例えば光源の経年劣化や汚れ等を長さゲージは検知できます。全てのハイデンハイン製データ処理ユニットで付加情報の出力が可能なため、新たにソフトウェアやハードウェアを追加する必要はありません。以下のデータ処理ユニットを用意しています。

  • ND 287 - 1軸または2軸測定用
  • ND 2100G GAGE-CHEK - 最大8軸の測定に対応
  • MSE 1000 - 最大250軸までの測定に対応

これらのデータ処理ユニットはEnDat 2.2インターフェースに対応しているため、すべてのアプリケーションでこの診断機能を使用することができます。MSE 1000は、例えば信号振幅のテストなど、アナログ信号の診断にも対応しています。

アブソリュート測定方式の長さゲージHEIDENHAIN ACANTOは原点復帰を必要とせず、ただちに測定値を入手することができます。測定範囲12 mmまたは30 mmの長さゲージが新しいアブソリュート値を繰り返し測定します。例えば跳ね返りにより、プランジャーの駆動速度が速くなりすぎることが原因で生じる測定誤差は、もはや過去の話です。長さゲージHEIDENHAIN ACANTOは将来的な要求に応えることができます。測定品質や各機器のステータス情報をデータ処理することで企業の各部門に付加価値を提供し、より生産性が向上したラインを設計するのに役立ちます。

ACANTOの主な特徴

診断機能

長さゲージの現在の動作状態を出力

アブソリュート測定方式

位置値の更新を繰り返し行うため、カウントエラーがない

保護等級

IP 67まで

本アプリケーションで使用している製品

HEIDENHAIN ACANTO AT 1217680982-01
HEIDENHAIN ACANTO AT 1218680983-01
推奨アクセサリ
接続ケーブル801142-01
ND 287 (1軸用)636287-01
MSE 1114基本モジュール (EnDat 2.2)747499-01
MSE 1201電源ユニット747501-01