研削盤その他の工作機械

HEIDENHAINは研削盤向けタッチプローブとして、高精度圧力センサを搭載したTS 750と光学センサを搭載したTS 150を用意しています。ラジアル方向の測定力がわずか0.2 Nという低触圧により、TS 750は360°にわたって非常に安定したプローブ精度を得ることができます。この低触圧により、測定のプロセスそのものが測定に影響を与えることはありません。どちらのタッチプローブも、過酷な研削条件下においても数百万回の測定サイクルという長い耐用年数を実現しています。

研削盤の位置測定と動作制御のために、HEIDENHAINは幅広い製品を用意しています。

ERM：磁気走査方式組込み型角度エンコーダ

ERA：光学走査方式インクリメンタル組込み型角度エンコーダ

ECA：光学走査方式アブソリュート組込み型角度エンコーダ

RCN：ベアリング内蔵光学走査方式アブソリュート角度エンコーダ

シールドタイプリニアエンコーダLCは研削盤の直線軸の正確な位置決めに最適です。小型スケールハウジングもしくは標準型スケールハウジングから機械に合わせて選択し、粉塵や切屑から優れた保護を提供します。

放電加工機は、超高精度と厳しい公差を必要とするワークに使用されます。HEIDENHAINのシールドタイプリニアエンコーダLCで得ることができる信頼性の高いデータによって、シンカーEDMにおける電極およびワイヤEDMにおけるワイヤの正確なガイドと位置決めが可能です。

ウォータージェット加工は、熱に弱い材料に微細な輪郭を形成する方法として定着しています。切削液で満たされるような環境で求められる正確でダイナミックな位置測定は、HEIDENHAINのシールドタイプリニアエンコーダLCやAMOのインダクティブ式エンコーダで対応可能です。

レーザー加工は、適切な材料に微細な輪郭を形成するためのもう1つの方法です。正確でダイナミックな位置測定が要求されるレーザー加工は、HEIDENHAINのシールドタイプリニアエンコーダLCとAMOのインダクティブ式エンコーダで対応可能です。

CNC制御の板金曲げ加工機やエッジプレス加工機では、特に連続した曲げ加工が必要な複雑なワークに対して、正確な工具ガイドと適切な位置決めを行うための堅牢で信頼性の高いソリューションが求められます。ローラーガイドを内蔵したインクリメンタルリニアエンコーダLS 1679は、このようなアプリケーション向けに開発されました。このエンコーダは一般的なCコラムに正確に取付けられるように、ケーブル出口は左右両方向に対応しています。AMOのインダクティブ式リニアエンコーダも優れたソリューションです。

3DプリンタのようなAdditive Manufacturingは新しい分野に進出し、より高い精度が要求されるようになっています。HEIDENHAINの小型エンコーダとRSFのMSAシリーズは、一般的な小型3Dプリンタで正確な位置測定と高精度な印刷を実現します。