HEIDENHAINの旋盤用制御装置であるCNC PILOT 640およびMANUALplus 620には、ボタンを押すだけでNCプログラムを作成できるシンプルなサイクルやTURN PLUSなど、作業現場に適した多数の機能を備えています。そのため下記のような作業を迅速かつ効率的に処理できるようになります。

• 従来の旋盤加工
• 駆動工具の操作
• C軸およびY軸による加工
• カウンタスピンドルによる完全な機械加工
• B軸による加工

マニュアル操作式工作機械用デジタル表示カウンタにより生産性が向上します。また、時間を短縮し、部品の加工精度を向上し、利便性を高めます。工作機械用リニアエンコーダと組み合わせて使用する場合、デジタル表示カウンタは軸の動きを直接測定するため、ボールねじ、ラック、歯車のような機械伝達要素の遊びによる影響を受けません。

新しいHEIDENHAIN第三世代ドライブは、非常に革新的で先進的な技術に基づいた、完全適合システムソリューションです。工作機械メーカーとユーザーは、最先端のインターフェース技術、性能仕様の向上、制御能力の向上といった恩恵を受けることができます。新しいコンパクトなインバータは、接地面積が小さい上、最適な性能を発揮し、この小型の機械装置に第三世代のメリットをもたらします。

タッチプローブとカメラシステムはセットアップ時間の削減、機械の稼働率の向上、ワークの加工精度向上を実現します。セットアップ、測定、制御機能は手動で行うか、またはCNC制御装置と組み合わせてプログラムにより実行することも可能です。高い繰り返し精度、高速測定、そして摩耗のない測定が特長です。

HEIDENHIANの手動パルス発生器は、送りモータを制御することで軸とスライドの繊細な動作を可能にします。そのため、軸キーとさまざまなファンクションキーが組み込まれています。ポータブルバージョンでは、どこにいても軸を切り替えたり、機械のセットアップが可能です。パネル取り付けバージョンは、機械のどこにでも取り付けることが可能です。

騒がしい作業現場から離れた場所でプログラミングステーションを使用すると、機械の前で行うのと同じように、オフィスでNCプログラムを作成、テスト、最適化することができます。プログラム検証およびキーボードのレイアウトは、制御装置上と同じです。このような特長を持つため、プログラミングステーションはトレーニング用としても最適です。Digital Twinを使用すると、実際のキネマティクス、パラメータ、機能を含む、機械の正確なモデルを活用することができます。