ロボットは日常生活に欠かすことができない存在になっています。ロボットは迅速で疲れ知らずのヘルパーとして、製造業や物流業における組立工程や運搬、力仕事などの単調で骨の折れる人間の作業を担ってくれます。また、航空機の胴体などの大型部品の組み立てや人と直接働く協働ロボットなど、より要求の厳しい分野でも使用されています。HEIDENHAIN、AMO、NUMERIK JENA、RENCO、RSFはロボティクスアプリケーション向けに最適なエンコーダを提供します。
安全で高精度な動作
精密な製造工程や協働ロボットアプリケーションでは、安全で高精度な動作が不可欠です。
ダイナミックで信頼性の高い動作
コスト、サイズ、品質に関しては、従来のロボットモータ制御用のHEIDENHAINソリューションが最適です。
操作ポイントへの正確な直線動作
多くのアプリケーションでは、ロボットは生産ラインなどにおいて次の操作ポイントに自ら移動する必要があります。
医療診断、治療、ラボ技術に関する 特殊なロボティクスソリューション については、 医療技術のページをご覧ください。
デュアルエンコーダKCI 120 Dplusはモータフィードバックと位置測定を1台のエンコーダに集約しています。減速機の出力軸に取付けることで、ジョイントの弾性、ゼロポジション誤差、反転誤差などの動的なロボットにおける設計上の不確かさを補正することが可能です。機能安全対応のEndat 2.2ピュアシリアルインターフェースにより、協働ロボットのようなアプリケーションに搭載することも可能です。
各軸に高精度角度エンコーダを追加することにより、ロボットの絶対位置精度を向上させることができます。減速機の出力軸に取付けられたセカンダリエンコーダは、各ロボットジョイントの実際位置を測定します。このような目的には、HEIDENHAINの光学走査式組込み型角度エンコーダECA 4000、AMOの角度エンコーダシステムWMRA、RSFの組込み型角度エンコーダを用意しています。これらのエンコーダはシャフト径が大きく設置条件が厳しい場合に適しているため、セカンダリエンコーダとして最適です。
インダクティブ走査式ロータリエンコーダKCI 1300およびKBI 1300は軽量、薄型設計が特長で、ロボットの小型サーボモータでの使用に最適です。信頼性の高いインダクティブ走査方式は汚れや磁場の影響を受けません。診断データにより、外部温度センサによるモータ監視などの状態監視も可能です。KCI 1300およびKBI 1300は、 走査ヘッドと、ねじ固定の目盛ディスクまたは軸に圧入するハブ付き目盛ディスクで構成され、取付け公差が大きいため取付けが簡単です。
RENCOの新しいインクリメンタルロータリエンコーダR35iおよびR35iLは、1回転あたりの測定分解能が40 000パルスで、無人搬送車などの ロボティクスアプリケーションにおける ステッピングモータやBLDCモータのフィードバックシステムとして最適です。限られた設置スペース向けに 厚さ8.6 mmの非常に薄型のR35iLを用意しています。 メリットは以下のとおりです。
NUMERIK JENAの LIKselect は、限られた設置スペースと高精度要求のために設計されたオープンタイプリニアエンコーダです。LIKselectは、カスタム設計にも対応しています。つまり、LIKselectはロボットグリッパでの使用に最適です。
航空宇宙産業やエネルギー産業の超大型部品の加工・組立では、産業用ロボットが機体や大型複合部品の長さに沿ってすべての動作位置にアクセスする必要があります。リニアエンコーダによる位置測定は、ロータリエンコーダやボールねじのピッチでは測定することができない熱の影響や送り機構のその他の影響を補正することができます。リニアモータによる高精度なロボットの位置決めには、HEIDENHAINの最長30 mの長尺リニアエンコーダ、AMOの無制限の長さに対応するモジュール式スケールテープ、RSFのカスタマイズされたリニアエンコーダが最適です。
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