各刃先の接写や工具全体のパノラマ画像を撮影した後、VTCソフトウェアを使用してフランク摩耗量を測定することができます。この測定データを用いて検査報告書を作成したり、CNC装置のインターフェースを経由して摩耗工具を使用禁止にすることができます。
工具全体を撮影するパノラマ画像機能は、照明角度を変えて各刃先を照らすことができ、刃先の検査や摩耗の経時変化の記録を簡単に行うことができます。切削パラメータとNCプログラムを最適化するのに使用することができます。
特に刃数の多い工具用に、各撮影画像を一覧表示したり、拡大表示して詳細に検査することができます。工具状態を信号機のように三色に分類する機能を使用すれば、"赤"に分類された工具の使用禁止をTNCの工具テーブルに指示することもできます。
VTCソフトウェアは同じ照明条件で同じ刃先位置の画像を撮影し、工具の経時変化を最適に比較することができます。この自動化機能により、従来の検査室におけるマニュアル顕微鏡による検査よりも工程を簡単にすることができます。
撮影サイクルで撮影角度を設定した後、自動的に工具を撮影し、工具テーブルの指定に基づいて画像データベース内に撮影画像を分類して保存します。サイクルのパラメータを使用して画像の分類方法を定義することもできます。
VTCソフトウェアの比較機能により、同じ工具刃先の撮影画像を並べて表示し、摩耗の経時変化を簡単に確認することができます。撮影画像の重ね合わせ機能により、ヒートマップを使用して経時変化を可視化することもできます。
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