リニアエンコーダの掃除および修理
リニアエンコーダが完璧に機能するかどうかは、機械やプラントの精度を決定する重要な要素です。しかし、その機能は、作業現場の日常環境の無数の影響によって影響を受けます。粉塵、グリース、油、水、汚れは作業現場のあちらこちらに存在し、リニアエンコーダやスケールテープ、走査ヘッドに堆積します。よって、迅速な修理を提供する強力なパートナーがいるということは有利です。
HEIDENHAINリニアエンコーダは、汚れに強いことで知られていますが、最終的には汚れが付着したことにより重大な影響を受けます。また、どんなに優れた装置であっても、最善のメンテナンスを施していたとしても、不具合が起きないわけではありません。リニアエンコーダに汚染または欠陥が発生した場合にも、機械の停止をできるだけ短くするために、HEIDENHAINの子会社は、特にシールドタイプリニアエンコーダのメンテナンスと修理の準備を整えています。
お客様にとって使いやすい3つの選択肢からお選びいただけます。
- 汚れた、または故障したエンコーダをご自身で取り外し、お近くのHEIDENHAIN子会社にお持ちください。多くの場合、お客様にお待ちいただき、清掃と修理が完了した装置をそのままお持ち帰りいただけます。お急ぎ修理サービスでも、追加料金が掛かりません。もちろん、装置をお送りいただくことも可能です。その場合は、輸送に掛かる時間を考慮する必要があります。
- 選ばれたリニアエンコーダは、Service Exchangeを利用できます。ここでは、すぐに組み込める交換ユニットを受け取ります。故障したエンコーダを取り外し、HEIDENHAIN子会社にお持ちいただくか、送付してください。この選択肢は、特に修理に多大な時間と労力を必要とする場合に推奨されます。
- HEIDENHAIN子会社のサービスを信頼いただき、サービス技術者のお客様の作業場への派遣を要請いただくこともできます。サービス技術者は現場で、リニアエンコーダを検査、清掃、修理を行います。