セミクローズドループ制御では、位置決め精度はボールねじで発生する摩擦熱の影響をうけてしまいます。ISO 230-3に準拠した、2点間で位置決めを繰り返し行う試験により、熱変位の分析が可能です。
工作機械の位置決め精度と繰り返し精度を、KGM 200を用いて測定することができます。同時に、工作機械のスライドに対して直角方向のガイド精度も測定することができます。
円弧補間試験で得た測定データにより、誤差原因の推測が可能です。大きな半径の円弧補間試験により、機械の幾何学精度を、小さな半径の円弧補間試験により、高加速時における動的精度を得ることができます(半径0.1mmから115mmまで)。
自由形状試験では、CNC制御装置がプログラムした自由形状の経路を移動するように指令し、KGM 200が実際に移動した経路を測定します。ACCOMソフトウェアによって誤差を可視化し、工作機械の動的挙動の評価を行うことが可能です。
営業部
+81 3 3234 7781