ボールねじの摩擦熱は、とりわけ駆動部のみを間接的に測定した場合、位置決め精度に影響をおよぼします。ISO 230-3に準拠した位置決め検査は、測定範囲内の2点間で位置決めを繰り返すことで、熱特性の分析が可能です。
工作機械の位置決め精度と繰り返し精度は指定された位置に移動することで決まります。同時に、工作機械のスライド方向に対して直角方向のガイドウェイ誤差も測定することができます。
円弧補間試験で得た測定データにより、誤差原因の推測が可能です。大きな半径の円弧補間試験は機械の幾何学的情報を提供します。小さな半径の円弧補間試験は機械軸の高加速度における制御精度情報を提供します。(半径0.1mmから115mmまで)
自由形状試験において、KGM 200シリーズはCNC工作機械の作業面における任意形状の輪郭を実際に横断して計測します。ACCOMソフトウェアを用いて、機械の動的挙動の評価が可能です。