TS 750に複数搭載した高精度の圧力センサは、スタイラスがワークに接触したときに発生する力を解析し、電気信号に変換することでトリガー信号を出力します。この方法により360°全周において、ばらつきのないプローブ精度(方向特性)を実現しています。
測定力が約1.5 N(軸方向)と約0.2 N(半径方向)であるため、TS 750はワークにほとんど影響を与えずに優れたプローブ精度(方向特性)と繰り返し精度を実現します。ばね力が作用するのは、機械が停止するまでスタイラスの変位量が増している間だけです。
最初の測定点から信頼性の高い測定ができるため、繰り返し測定を行う必要がありません。また、繰り返し精度に優れ、高速測定にも対応できるため、非生産時間を削減することができます。
HEIDENHAINのワーク用タッチプローブは5百万回の測定サイクル後でも高精度測定が可能です。測定速度1 m/minで繰り返し精度2σ ≤ 0.25 µmのTS 750は、長期間の使用後でも信頼性の高い測定が可能です。
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