HEIDENHAIN、EMO 2025に出展: 生産工程をレベルアップ!

HEIDENHAINとAMO、ETEL、NUMERIK JENA、RSFは、ドイツ・ハノーバーで開催されるEMO 2025に出展し、“Empower Manufacturing”をテーマに工作機械と生産自動化に向けたインテリジェントで革新的なソリューションを出展します。HEIDENHAINと各ブランドは、新たなソリューションや機能強化を紹介し、ユーザーや工作機械メーカーの生産効率と柔軟性の向上を支援します。 

HEIDENHAINグループは、 工作機械、エレクトロニクス製造、ロボティックス、医療、エレベータ、計測技術などの技術革新が進む産業分野において、高精度、高信頼性、高性能を実現する制御装置、エンコーダ、タッチプローブ、ビジョンシステム、ソフトウェアなどのソリューションを提供する優れたシステムプロバイダです。 

EMO 2025では、 HEIDENHAINはTNC7シリーズを拡充し、新機能の追加に加え、既設工作機械のレトロフィットや職業訓練用工作機械向けに設計した新しいCNC装置を紹介します。

• 将来、TNC7の19インチおよび24インチモデルは形削りと円筒研削にも対応し、優れた寸法精度、輪郭追従性、加工面品位が優れた加工が可能になります。TNC7ユーザーは、ワークを再チャッキングすることなくフライス加工、旋削加工、研削加工を簡単に行うことができます。TNC7およびTNC7 basicは、円筒表面加工に対応する新機能も備えています。一方で、グラフィカルプログラミングとシミュレーションの新機能により、ユーザーガイダンスの強化や新たな解析機能が加わり、TNC7の直感的な操作性がさらに向上しています。

• EMO 2025では、 既設工作機械のレトロフィットや職業訓練用工作機械向けにTNC7シリーズの革新的な操作性を提供するTNC7 goを紹介します。見どころは、新しい”グラフィカル位置決め”機能です。NCプログラムを作成する代わりに、タッチスクリーン上で輪郭やパターンを直接作図できます。制御装置が位置決め動作を処理します。アナログ軸を制御できる直線切削制御用のTNC7 goは、HEIDENHAIN TNC 128の次世代後継機種です。

EMO 2025のグローバルプレミアにおいて、HEIDENHAINのCNC装置で実行可能なNCプログラムを作成できるPC用ソフトウェアHEIDENHAINプログラミングシステムが紹介され、来場者は実際にご覧いただくことができます。Feature-Based Programming機能により、このプログラミングシステムは3DモデルのCADデータから輪郭と深さを含む各要素の形状情報を抽出するという、まったく新しい機能が利用可能になりました。この形状情報は、実際に行うフライス加工方法を加えて実用的にした後にKlartextプログラムを自動生成するのに使用されます。この方法で自動作成されたプログラムは、Klartextコンバータによって変換することで、TNC7およびTNC7に必要なソフトウェアオプションよりも前の世代のHEIDENHAIN CNC装置で実行することができます。このプログラミングシステムは、巻き戻しや早送り機能、作成したプログラムを簡単に検証できるシミュレーションログ、さらにデジタルツイン向けの新しい管理機能など、新しいシミュレーション機能にも対応しています。もちろん、HEIDENHAINプログラミングステーションに従来からある使いやすい機能もすべて利用可能です。

HEIDENHAINはEMO 2025において、測定カメラVT 122用Visual Tool Checkソフトウェアの新バージョン1.6も紹介します。将来的には、Visual Tool CheckソフトウェアにAIベースの摩耗測定が追加され、現在、手動で行っている測定工程の完全自動化に対応し、検査記録の作成時間もさらに短縮する予定です。特に航空宇宙や医療技術のような産業ではこれらのメリットが期待されます。VT 122カメラとVisual Tool Checkソフトウェアを組み合わせたシステムは、工具を総合的に監視する時間を短縮し、工作機械ユーザーに信頼性の高い工具状態データを提供する重要なソリューションです。

HEIDENHAINのEMO Hannover出展情報
2025年9月22日～9月26日

メインブース: 6ホール、F45ブース | TNC Club: 6ホール、F55ブース

HEIDENHAIN@DMG Mori: 2ホール | Training exhibition: 7ホール