エアパージなしで信頼性の高い位置測定が可能になるTRUE IMAGE TECHNOLOGY
加工作業中にクーラントを使用することにより、工作機械の結露や液体汚れが発生しますが、HEIDENHAINのシールドタイプリニアエンコーダ LC 6シリーズとベアリング内蔵角度エンコーダRCN 1シリーズは、汚れの影響を受けずに、目盛の読み取りを行ないます。革新的なTRUE IMAGE TECHNOLOGYを採用しているためです。
例えばスケール上に液滴があるときに目盛が光学的にゆがんでしまうのを特殊な導光素子が取り除くことができるため、液体汚れがあっても、走査ヘッドが目盛を正確に読み取ることができます。工作機械のエアパージシステムを大幅に簡素化し、エンコーダ使用時のCO2排出量を最大99%削減するなどシステム全体のコストを大幅に削減することができます。エアパージシステムの部品点数を減らすことができるため、TRUE IMAGE TECHNOLOGYはエンコーダの設置時間を短縮することも可能です。
これらのエンコーダは汚れに強い光学部品を採用しているため、工作機械は長期間にわたり高い生産性を維持し、エアパージが不要なため稼働率も向上します。例えばリニアエンコーダ LC 6 シリーズは、工具研削盤で数年間にわたり エアパージなしで安定稼働しています。エンコーダは液体汚れが多い製造現場でもエアパージを必要としません。