コストとCO2排出量を削減しながら工程の信頼性を向上する
今日の製造業の課題には、機械の稼働率を向上し高品質を達成する一方で、より速く生産することが含まれています。これらの目標を達成するために、機械工はより多くの材料をより短時間で除去し、しかも最初の部品から完璧な結果を得ることを機械に望んでいます。HEIDENHAINのエンコーダ、タッチプローブ、工具折損検出器は、最大限の性能、工程の信頼性、コスト効率を実現するための可能性を広げます。
AMB 2022の新製品: HEIDENHAINの工具折損検出器TD 110
AMBにおいて、HEIDENHAINは直径0.4 mm以上の工具の損傷を検査するための新しい工具折損検出器TD 110を発表します。インダクティブセンサを使用し、スピンドルが切削時の回転速度で回転する間、加工エリア内で直接、工具の刃先が2 mm以上あるかどうかを検出します。工具交換のたびに最大6秒の時間短縮ができるため、時間とコストの大幅な削減につながります。頑丈で小型なTD 110は、ほぼすべての工作機械の加工エリア内、テーブルのすぐ近くに設置することができます。対応する信号はタッチプローブ・工具測長器のインターフェースを介して制御装置に伝送されます。制御装置がメッセージを発したり、NC停止 やユーザー固有の反応を起こしたりすることで、工程の信頼性を向上することができます。
HEIDENHAINのTS 460とTS 760: 生産効率を向上
ワークの段取りと測定をインプロセスで迅速に行う。これは、最大測定速度3000 mm/minの高速測定が可能なHEIDENHAINのワーク用タッチプローブTS 460で実現します。測定中に削減できる時間は30%にもなり、作業現場の貴重な生産時間として利用することができます。TS 460のブロワ機能は誤った測定結果の要因となるワーク上の切削粉を洗浄するため、高い精度が実現します。また、タッチプローブには損傷を防ぐだけでなく熱の影響も緩和する衝突保護アダプタをオプションで付けることも可能です。HEIDENHAINのタッチプローブTS 760は、極めて高い三次元精度と非常に低い測定圧でのワーク測定を実現しています。そのため、金型製造の精密部品や繊細なワークの測定に最適です。最大測定速度1000 mm/minにより高いパフォーマンスを発揮します。