新世代の長さゲージMETROおよびSPECTOで、信頼性の高いワークの検査を実施

新しいブランドイメージを備えた新世代の長さゲージが、EMO 2023で初公開されました。METROゲージとSPECTOゲージは現在、NUMERIK JENAブランドとして提供しています。HEIDENHAINグループのこのブランドは、コンパクトな測定装置と小型化に関する専門知識を応用して長さゲージを再設計しました。新しいモデルははるかにスリムで、ステーション全体の幅を大幅に縮めることができました。これにより、より多くの測定点を含むマルチゲージ固定具設計の新たな展望が開けました。

新世代の長さゲージを開発するにあたり、汎用性を優先事項としました。複数のバリエーションを備え、標準化したプラットフォーム設計により、計測技術、品質保証、測定装置の監視、位置測定のほぼすべての要件に適合させることができる適応性のあるモジュール式システムが提供されます。そのため、必要な特性に応じて選択することができます。

• 精度等級：±0.5 µm（METRO）または±1.0 µm（SPECTO）
• 測定長：12 mmまたは30 mm
• シャフト径：両測定長とも8 mmに標準化
• コネクタアウトレット：軸方向または半径方向
• プランジャー駆動方式：空気圧もしくは内蔵スプリング
• 通信インターフェース：1 V_PPまたはTTL

新しい長さゲージMETROおよびSPECTOは互換性があるため、相互に取付け可能です。1つのアプリケーションでさまざまなバリエーションを使用できるため、測定ステーションの初期セットアップ時の汎用性が向上し、コストと労力を削減しながら既存のセットアップ内での適応が容易になります。また、堅牢さと、測定範囲全体にわたり安定した高い精度が得られるため、測定の信頼性が高くなります。